一般財団法人神奈川県高等学校野球連盟
高校生のための野球規則ABC
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ルールを勉強しましょう。
共通編 問1〜問6

【問1】三塁線上にバウンドして行く打球を、三塁手は、三塁前で処理した。
   このとき、打球に触れたグラブの位置はラインの外側、つまりファウル地域であっ
   たが、三塁手の両足および身体の大部分はフェア地域内にあった。
      フェアボールか?、ファウルボールか?。

【問2】打者が、バッターボックスの一番前で構えた場合、ストライクゾーンの高低および
   両サイドは、打者の構えた位置の前方空間で決められるか?、ホームプレイト上の空
   間で決められるか?。

【問3】一死走者二・三塁で打者ショートゴロを打った。三塁走者はスタートよく本塁へ
   走ったが、二塁走者のスタートが遅れたので、遊撃手は打球をつかんで前を走る二
   塁走者にタッグをしてアウトにし、さらに一塁へ送球して打者走者もアウトにした。
    しかし、三塁走者は二塁走者がタッグされる前に本塁を踏んでいた。
   得点は認められるか?、認められないか?。

【問4】二死満塁、打者の打ったゆるいショートゴロを遊撃手は二塁へ送球したが間に合わ
   ずセーフとなった。しかし、その直後この走者がスライディングした余勢でオーバー
   ランしたので二塁手がタッグし、第3アウトが成立した。
   三塁走者はこの第3アウトが成立する前に本塁を踏んでいたが得点は認められるか?。

【問5】二死満塁で打者は外野スタンドへ本塁打を打ち、四人とも本塁を踏んだが、打者
   走者は一塁を踏まず、アピールされてアウトとなった。この場合得点は何点か?。

【問6】一死走者一塁、打者がファウルボールを打ったあと、投手は球審から新しいボール
   を受け取った。一塁走者が大きく離塁していたので、投手は投手板を踏まないまま
   一塁へ牽制球を投げ、一塁手は走者にタッグした。アウトになるか?。

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   共通編―解答
【問1】ファウルボールである。
    フェア,ファウルの判定は、野手がそのボールに触れたときの位置に関係なく、あくま
    でもボールとファウルライン(外野のボールを含む)との相互の位置によって決められる。

【問2】ストライクゾーンは、打者の構えた位置に関係なく本塁上の空間で決められる。

【問3】得点は認められない。
   打者走者のアウトが一塁に触れる前のアウトで、それが第三アウトにあたるからである。

【問4】得点は認められる。
   二塁走者のオーバーランによるアウトは、その前にいったんセーフとなった走者に対する
   タッグプレーであり、フォースアウトではなくなっているから、第3アウト成立前に本塁
   に到達した三塁走者の得点は認められる。

【問5】得点は0点である。
   打者走者の一塁空過によるアウトは、一塁に触れる前のアウトとして扱われ、しかもそれ
   が第3アウトになるからである。

【問6】インプレイの条件がそろっていないのでアウトにはならない。
   投手がボールを持って軸足を正しく投手板につくこと、球審が”プレイ”を宣告すること
   の二つの条件がそろわないとインプレイにはならない。

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投手編 問7〜問26

【問7】打者甲に対して、前回から登板していたA投手が1球を投げた後、外野を守っていた
   Bと代わり、B投手は2球投げたが調子が悪いので再びA(または他の選手)と交代し
   ようとしたが認められるか?。

【問8】投手の自由な足(軸足でない方)は、ワインドアップポジションをとる場合は投手板
   の上、または後縁線より後へ、またセットポジションをとる場合は投手板の前縁線より
   前方へ置くことになっているが、いづれの場合も投手板の幅から側方へ出ていてもよい
   か?

【問9】軸足が投手板の前縁の角に触れ、かかとが投手板の幅より側方へはみ出した踏み方は
   許されるか?。

【問10】走者がいる場合、ワインドアップポジションをとった投手が、投球に関連しない動作
   を経てボールを両手で身体の前方で保持し捕手からサインを受け取った。ボークか?。

【問11】一塁に走者がいて、セットポジションをとった投手が、軸足を正しく投手板につけ、
   両手を身体の前方で保持した後、塁上の走者を牽制するために軸足を投手板の後方には
   ずしたが、走者のリードしていないのを見て、両手でボールを保持したまま、再び軸足
   を投手板につけた。これでよいか?。

【問12】走者がいない場合、ワインドアップポジションから投球動作中にボールを落とした。
    どうなるか?。また、塁上に走者がいる場合どうなるか?。

【問13】ワインドアップポジションで両手を離して投手板を踏み、捕手からのサインを受けた
   投手が、両手をスイングしてから身体の前方で合わせた後、三塁走者の動きを見極める
   ため、そのままの姿勢でしばらく静止してから打者に投球した。これでよいか?。

【問14】投手がストレッチから、セットポジションをとるまでに、両手を顔の前に合わせなが
   ら、そのまま下ろして胸の前でボールを保持した。ボークになるか?。

【問15】右投手が一塁へ牽制球を投げる場合、自由な足のつま先はその塁の方向に向いていた
   が、かかとはほとんど地面から離れず、足首を回転させただけであった。これでよいか?。

【問16】同じケースで、自由な足はその塁の方向に踏み込まれたが、左肩の方が先に一塁の方
   向に開いていた。これでよいか?。

【問17】左投手が一塁へ牽制球を投げる場合、自由な足は、送球に先立って高く上げられたが、
   下ろした位置は送球する前の位置とほとんど同じであった。ボークか?。

【問18】投手が、投手板上から打者に投球したが暴投となり、バックネットの切れ目からスタ
   ンドに入った。塁上の走者の安全進塁は1個か?、2個か?。

【問19】無死走者二塁で投手が反則投球し、球審はボークを宣告したが、打者はこの打球をセ
   ンター前に安打した。二塁走者は三塁から本塁へ向い、本塁寸前でタッグされてたので
   審判員はアウトを宣告したが、このアウトは成立するか?。

   【問20】走者一・三塁、右投手が投手板上から両手を開いて自由な足を三塁へ踏み出し、引き
   続いて一塁方向へステップして送球し、一塁走者をアウトにした。アウトは成立するか。

【問21】[問20]のケースで、投手板上から三塁へ自由な足を踏み出し、腕を振って送球する動
   作をした勢いで軸足を投手板から一旦はずれ投手板以外のところに降りた。引き続き一
   塁方向へステップしようとしたが、走者がほとんど離塁していなかったので送球をしな
   かった。この場合ボークになるだろうか?。

【問22】走者一塁・三塁、投手板に触れている投手が、三塁へ自由な足を踏み出し、投げ手を
   後ろへ引いただけで、つぎに軸足を投手板の後方にはずし一塁へ送球する動作をしたが、
   送球しなかった。ボークになるか?。

【問23】三塁走者に偽投した後、投手板をはずさず、そのままセットポジションに入った。
   正しいか?。

【問24】セットポジションをとった右投手が、一塁走者を刺そうとして、軸足はそのままで、
   自由な足を一塁へ踏み出し送球しようとしたが、走者が二塁へ盗塁したので、引き続き
   軸足を投手板からはずさずに二塁へ送球した。ボークか?。

  【問25】走者三塁、セットポジジョンをとった右投手が投手板に軸足を触れたまま、自由な足
   を三塁方向に踏み出して投げ手を後ろへ引きけん制の動作をしたが送球しなかった。
   ボークだろうか?。

【問26】走者一塁、セットポジションの姿勢で静止しているときに走者が盗塁しようとしたの
   で、投手は、投手板上から直接、走者のいない二塁へ送球した。ボークか?。

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  投手編解答

【問7】B投手からA(または他の選手)への交代は認められない。
   B投手は、打者甲がアウトになるか、安打、四死球、失策などで一塁に達するか、
   塁上の走者がアウトとなって攻守交代となるまで、投球を続ける義務がある。

【問8】自由な足は、投手板の幅より側方へ出ていてもさしつかえない。
   ただし、ワインドアップポジションの場合は投手板の後縁線より後方に、セットポ
   ジションの場合は、投手板の前縁線より前方に置かなければならない。

【問9】許されない。
   投手の軸足は、投手板の上、または前縁に触れているとともに、かかとまで全部が
   投手板の幅のなかにあることが必要である。

【問10】軸足を正しく投手板につけたのち、投球に関連しない動作を経て、両手を身体の
   前方で合わせたいわゆるノーワインドアップモーションの投手がその姿勢で捕手か
   らサインを受け取ってもボークではない。
   ただし、ワインドアップモーションをとった投手が、両手を離して投手板を踏み
   投球に関連する動作を経たのち、両手を身体の前方で合わせて止め、捕手からのサ
   インを受けた場合は、投球動作の中断とみなされボークとなる。

【問11】ボークである。
   セットポジションをとった投手が、軸足を後へ外したときは、いったん両手のセットを
  解いて身体の横へ下ろし、あらためて始から順序どおりセットに入らなければならない。

【問12】(イ)塁上に走者がいない場合は、投手がボールを落としても、そのボールがゆ
   るく転がるか、ダイヤモンド内で止まれば投球はカウントはされない。
   ただし、ボールの落し方によって、投球と判断できるような勢いで本塁周辺を通過
   したり、ファウルラインを越えるものについては投球とみなされ”ボール”をカウント
   される。
    (ロ)塁上に走者がいる場合は8・05(K)により直ちにボークとなる。

【問13】ボークである。
   両手を離してプレートを踏み、サインを見た後、両手をスイングしてから身体の前
   方に持って来る動作は、すでに投球動作に入っているものとみなされるからである。
   したがって、このケースは投球動作の中断ということでボークとなる。

【問14】一連の動作の中で両手を顔の前で合わせてから、胸の前までおろしてから保持し
   たものであれば、ボークとはならない。
   しかし、両手を顔の前で合わせたときにいったん止まったり、ことさらに滑らか
   でない動作をした後、両手を胸の前まで移動させた場合はボークとなる。

【問15】ボークである。
   投手は、塁への送球に先立って、その塁の方向に自由な足を正しくステップしなけ
   ればならない。ステップとは、かかと、つま先がはっきり地面から離れて、その塁
   の方向へ踏み出すことであり、つま先の向きを変えただけとか、自由な足がその塁
   の方向に踏み出していなかったときはボークである。

【問16】ボークである。
   自由な足のステップは、肩・腕・腰よりも先に踏み出されることが必要であり、肩
   が先に開きステップが後からついてくる動作はボークである。

【問17】ボークである。
   自由足の足首が、地面から高く上げられても、足および身体全体が送球しようとす
   る塁の方向へ踏み込んでいなかったときは、正しいステップとはいえない。

【問18】投手が投球したときの各走者の占有塁から一個の進塁が許される。
   なを、四球目のボールが暴投となり、バックネットを越えるか、挟まって止まった
   場合も、打者走者には一塁が許されるだけである。

【問19】アウトは成立する。
   球審がボークを宣告しても、打者が一塁へ生き、二塁走者が三塁に達しているので
   ボークは取り消され、プレイはボークと関係なく続けられる。
   したがって、二塁走者がボークによって与えられる三塁よりもさらに次の塁へ進
   んだので、本塁でのタッグアウトは成立する。

【問20】アウトではない。両手を開いただけで自由な足を三塁へ踏み出した投手が、引き
   続いて一塁へ投げたければ、軸足を投手板の後方へはずさなければならない。はず
   せば投げても、また投げなくてもよい。この問いのケースはボークである。

【問21】ボークではない。
   正しい偽投で腕を振った勢いで軸足が投手板からはずれ、降りた位置が投手板以外
   のところにあるので、一塁へなげても、投げなくてもよい。

【問22】ボークではない。
   自由な足を正しく踏み出し、投げ手を後ろへ引いた偽投の後、軸足を投手板の後方
   にはずしているのでボークにはならない。

【問23】ボークが宣告される。偽投した後は必ず投手板をはずし、再度正しい順序で投球
   姿勢に入らなければならない。

【問24】ボークである。
   投手は正しくステップすれば、二塁と三塁へは偽投してもよいが、一塁への偽投は
   許されない。したがって、一塁へ送球するモーションを起こしたなら必ず送球しな
   ければならない。

【問25】ボークではない。
   投手が正しくステップすれば、二塁、三塁への偽投は許される。

【問26】ボークではない。
   投手が投手板上から走者のいない塁へ送球すれば原則としてボークであるが、この
   場合、投手が二塁へ送球したのは、二塁へ向かってスタートした一塁走者に対する
   プレイであり、ボークにはならない。

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   打者編 問27〜問35

【問27】無死走者三塁、打者はスクイズバントをし、走り出したときフェア地域で打球に
   触れた。三塁の走者はその間に本塁を踏んだが得点は認められるか?。

【問28】無死走者満塁、三振目の球を捕手が後逸した。これを見た三塁走者が本塁へ突入
   し、ボールは本塁をカバーした投手へ渡ったが、タッグがなかったので球審はセー
フを宣告した。この判定は正しいか?。

【問29】無死走者一・二塁で打者が送りバントを試みたが、投手頭上の飛球となった。
   投手は、これを直接捕らえないでグランドに落下させてから拾い、三塁へ送球、さ
   らに三塁手から二塁へボールを転送して併殺を成立させた。攻撃側は、インフィー
   ルドフライで打者のみがアウトではないか、と講義したがどうだろうか?。

【問30】無死満塁、打者が投手後方に内野フライを打ちあげたので球審がインフィールド
   フライを宣告した。ところが、投手と遊撃手がこのフライを譲り合って捕球するこ
   とができず、グラウンドに転がったボールを二塁手が拾い、三塁へ送球した。三塁
   手は、三塁走者が離塁しているのを見てこの走者にタッグをし、さらに三塁ベース
   を踏んだ。 誰がアウトになり、塁上の走者はどうなるか?。

【問31】打者がショートゴロを打ち、遊撃手はこれを一塁へ低投した。一塁手はいったん
  ベースを離れてこのボールを捕球した後、足を伸ばして一塁に触れたが、その直後
   にスライディングした打者走者と交錯し、ボールを落とした。
   アウトは成立するか?。

【問32】一死走者三塁でスクイズが行われたが、バッテリーがこれを見破ってピッチドア
  ウトした。
   このとき打者は、遠いボールであったために、片足を完全にバッターボックスの
   外に置いてバントしょうとしたが届かず、空振りに終わった。このボールを捕った
   捕手は、本塁に突入した三塁走者にタッグしようとしたが、走者が一瞬早くセーフ
   となった。
   この後、守備側から、打者がボックスから片足を出してバントしたので反則行為
   ではないかとアピールしたが、このアピールは受けつけられるだろうか?。

【問33】一死走者一塁、走者が盗塁したので捕手は二塁へ送球したが、打者がバッターボ
   ックスの前に踏み出したため接触し、二塁へ低投、ボールはセンターに達した。
   球審は”インターフェア”を宣告したが、二塁へ到達した走者は、ボールが外野へ
   抜けたのを見てさらに三塁へ向かい、三塁直前で外野からの返球でアウトとなった。
   打者は引き続き打撃を継続しようとしたが、このままでよいか?。

【問34】四球目の投球を捕手が後逸した。これを見た打者走者は一塁へ到達してから二塁を
   うかがおうとしたが、途中であきらめて一塁へ引き返した。このときボールを拾った
   捕手からの送球が一塁手に渡り、野手はこの塁間にいる走者にタッグしたが、走者は、
   四球だからアウトにはならないと主張した。どうなるか?。

【問35】右打者が投球を打とうとして左足を前に踏み込んだところ、投手が膝元へ食い込む
   ボールを投げたので逃げ切れず左足に投球が触れた。死球が宣告されるか。

【問36】一死走者二・三塁、打者は捕手に打撃妨害されながらもレフト前にテキサスヒット
   を打ち、三塁走者は本塁へ達したが、二塁走者は三塁へ進めなかった。
   プレイを選択できるか?。またプレイを選択しなかった場合、打者および走者はど
   うなるか?。

【問37】前問のケースで、二塁走者も三塁へ進塁したときはどうなるか?。

【問38】一死走者一塁、打者は捕手に打撃妨害されながらも投ゴロを打った。投手がこの打
   球を捕った後、一塁へ悪送球したので一塁走者は二塁から三塁へ向かい、右翼手から
   の返球で三塁寸前タッグアウトとなった。打者走者はその間に二塁へ進んだ。
   攻撃チームは打撃妨害であるから試合停止となり、走者は一・二塁で再開すべきだ
   と抗議したが、この抗議は受け入れられるか?。

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  打者編解答

【問27】得点は認められない。 打者走者がフェアボールに触れた場合は守備妨害となり、
    打者走者にアウトが宣告さ れる。また、三塁走者は投手が打者に投球した当時の
    占有塁(三塁)に帰塁しなければならない。なを、フェアボールに触れても打者がまだ
    バッターボックスを完全に離れていないときは、ファウルボールである。

【問28】正しい。
   無死または一死で走者が一塁にいる場合、第3ストライクが宣告されると打者は自動
   的にアウトとなる。したがって、この場合本塁でのプレイはフォースプレイではない。
   三塁走者をアウトにするには、本塁到達前にタッグしなければならない。

【問29】三塁、二塁でのアウトは成立する。
   インフィールドフライは、無死または一死で、走者が一・二塁、あるいは満塁のとき
   に打者が内野フライを打ち上げ審判員が宣告したときに適用されるが、バント、ライ
   ナー等の打球には適用されない。

【問30】まずインフィールドフライが宣告されているので打者はアウトとなる。
   塁上の走者は、打者がアウトとなったために、塁を明け渡す必要がなくなりフォース
   の状態は消える。しかし、インプレイ中なので塁を離れてタッグされた三塁走者はア
   ウトになる。したがって、二死走者一・二塁で試合は続く。

【問31】一塁手が足をベースに触れたときはボールを確実に捕球していたと判断されけばア
   ウトは成立する。なお、一塁手がミット内でジャッグルしている場合は、確実に捕球
   していることにならないので、そのときにベースを踏んでもアウトにはならない。

   【問32】アピールは受けつけられず、三塁走者のホームインは認められ、打者は空振りのス
   トライクがカウントされる。
    打者が片足を完全にボックスの外に置いていても、バットに投球が触れなかった場
   合は、打者の反則行為のルールは適用されない。

【問33】打者は守備妨害でアウトとなり、三塁でタッグアウトとなった走者は一塁へ戻す。
   打者の妨害によって捕手が二塁へ低投し、走者が二塁で結果的に生きたので守備妨害
   適用され、その時点でボールデッドとなるためである。

【問34】一塁走者のアウトは成立する。
   四球による安全進塁は一塁までであり、しかもインプレーが継続しているので、一塁を
   越えて二塁方向へスタートすれば,その時点で走者となり、それ以降は、塁に触れてい
   ない限りタッグされればアウトである。

【問35】球審が、投球のコースと打者の体勢を総合的に判断し、投球を避けられなかったと判
   断すれば、死球が宣告される。

【問36】打者と三塁走者はそれぞれ1個の進塁をはたしたことになるが、二塁走者が三塁に進
   んでいないので、攻撃側はプレイを選択できる。したがって、プレイを生かしたい旨を
   球審に通告すれば三塁走者の得点は認められ、走者一・二塁で試合が再開される。
    しかし、球審に通告しなかった場合は、打者には打撃により一塁が許されるが、二・
   三塁の走者は妨害発生当時の占有塁に戻らなければならないので、得点は取り消され、
   満塁で再開される。

【問37】二塁走者が三塁へ進んだときは、打者および各走者がともに1個の塁を進んだことに
   なるので、プレーは妨害と関係なく続けられる。したがって、3塁走者の得点は認めら
   れ、走者一塁・三塁で続行される。
【問38】抗議は受け入れられない。 捕手に打撃を妨害されたが、守備側の失策(悪送球)によって、打者走者は一塁へ、ま
   た一塁走者は二塁へ進んでいるので、打撃妨害のルールは適用されず、プレイはそのま
   ま生かされる。したがって三塁でのタッグアウトは認められ、二死走者二塁で続行され
   る。

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走者編 問39〜問64

【問39】一死走者満塁で攻撃側はスクイズを行い、打者は投手前に転がしたが、三塁走者は
   サインを見落とし本塁へスタートしなかた。
    投手はこの打球を捕って三塁へ送球したので、これを見た三塁走者は、あわてて三
   塁に帰塁した。三塁手は塁に足を触れて送球を受けた後、三塁走者にタッチしたが誰
   がアウトになるか?。

【問40】走者一塁でヒットエンドランが行われたが、打者はセンターに大きなフライを打っ
   た。早くスタートをきった一塁走者は、二塁を踏んで三塁の方へ一、二歩向かったが
   捕球されたのを見てあわててその位置から真っすぐ一塁へ帰りセーフとなった。
    あなたが守備側だったらどうするか?。

【問41】外野のライン際すれすれに大飛球が打たれ、追いかけた外野手がこれを捕球しよう
   としたがわずかにおよばず、打球はフェア地域内で野手のグラブに触れた後、ポール
   手前でファウル地域のスタンドに飛び込んだ。この打球はどう判定されるか?。

【問42】一死走者一塁で打者送りバント。打球はゆるく三塁線を転がった。三塁手はフェア
   になることを見極めてから打球を捕り、急いで一塁に送球したが悪送球となりスタン
   ドへ入った。三塁手がこの送球をしたときに、一塁走者はすでに二塁へ、打者走者も
   また一塁に達していたが、各走者に許される進塁はどこまでか?。

【問43】一死走者一塁でヒットエンドランを企て、打者はライトフライを打った。右翼手は
   このフライを捕球後、一塁走者の離塁が大きいのを見て一塁へ送球したが、これが悪
   送球となりベンチに入った。
    一塁走者に許される進塁はどこまでか?。

【問44】走者一塁、投手が投手板上から投じた牽制球が悪送球となりスタンドに入った。
   一塁走者はどこまで進塁ができるか?。

【問45】同じケースで、一塁へ投じた悪送球をバックアップした右翼手がさらに横にそらし
   試合停止となるところにボールが入った場合、一塁走者はどうなるか?。

【問46】走者二塁で打者三遊間にゴロを打った。このゴロを三塁手が捕って二塁から三塁へ
   向かう走者にタッグし、さらに一塁へボールを送った。しかし、このとき一塁へ向か
う打者走者と投手が接触し、オブストラクションが宣告された。 この妨害が二塁走
   者に対するるタッグプレイの前に発生した場合と後の場合ではどうなるか?。

【問47】走者一塁、打者左中間にテキサスヒットを打った。一塁走者は二塁に達したが、外
   野手が近かったので三塁へは突っ込まなかった。この間に打者走者は、一塁から二塁
   に向かおうとしたが、一塁を越えたところで一塁手と衝突し、審判員はオブストラク
   ションの宣告をした。各走者にはどの塁が与えられるか?。

【問48】走者一塁で打者右中間にヒットを打った。一塁走者は二塁を踏んで三塁に向かい、
   打者走者も一塁から二塁へ進もうととしたが、一塁を越えたところで一塁手と衝突し、
   オブストラクションが宣告された。ところがこのとき、ボールは、右翼手から中継に
   入った二塁手に送られている状態であった。
     このオブストラクションはa項か、b項か?。

【問49】投手がワインドアップポジションから投球動作に入ったときに三塁走者がホームス
   チールを試みた。あわてた投手は投球動作を途中で止め、軸足を後ろへはずして本塁
   へ送球したが、捕手はこれを本塁上方にミットを延ばして受け、三塁走者にタッグし
   た。球審は両手をあげ、”インターフェア(妨害)とコールしたが、これでいか?。

【問50】三塁走者がホームスチールしてきたので打者は、走者が本塁に入りやすいよう打席
   をはずした。捕手はホームプレートに出て投球を捕り走者にタッチし球審はアウトを
   宣告した。攻撃側から打撃妨害ではないかと抗議があったが、球審は、「打者が打席
   を離れているから妨害にはならない」と答えた。球審の判断は正しいか?。

【問51】一死走者二塁で打者センター前ヒット、二塁走者は三塁を大きくふくらんで(3フ
   ィート以上)本塁へ向かったが、外野からの返球が早く挟殺プレイになった。捕手は
   二、三歩走者を追いかけたが、3フィートの走路外であることに気づき、「ラインア
   ウト」と叫んでタッグせず、打者走者を刺そうと二塁へ転送した。
   ラインアウトは適用されるか?。

【問52】二死、同点の最終回裏、走者一・二塁で打者が本塁打を打った。一塁走者は、二塁
   を踏んでから試合が終わったと判断しそのまま整列のため本塁へ向かったが、二塁走
   者と打者走者は各塁を正しく触れ本塁に達した。何点が記録されるか。

【問53】二死満塁、打者三塁線上に飛球を打った。三塁手この飛球を捕ろうとしたが、三塁
   走者はファウルライン上をまっすぐに走り、三塁手と接触した。そのため三塁手は飛
   球を捕ることができなかったが、走者は、正しい走路内であり故意ではないと主張し
   た。走者の主張は正しいだろうか?。
【問54】セカンドゴロを打った打者が一塁でセーフとなった。この後、打者走者は一塁を走
   り越し、ファウルラインの内側、つまりフェアグラウン内を回って一塁へ帰ってきた
   が、守備側はこの打者走者にタッグし、「走者がフェアグラウンド内にいるからアウ
   トだ」と主張した。この走者はアウトになるだろうか?。

【問55】走者一塁、打者センターフライを打った。一塁走者はいったん二塁に触れたが、捕
   球されそうなのを見て一塁へ戻ろうとした。ところが中堅手はこのフライを落とし、
   バックアップした左翼手がボールを拾って、一塁走者が再び二塁へ達するより先に二
   塁へ送球した。一塁走者はアウトになるか?。
   また、アウトになるとしたらどんな形のアウトか?。

【問56】一死走者三塁で走者はホームスチールを企てた。投手はセットポジションの姿勢か
   ら軸足を正しく投手板の後方へはずし、本塁に送球したが、打者はこれを投球と思っ
   て打ちセカンドゴロとなった。三塁走者の得点は認められるか?。また誰がアウトに
   なるか?。

【問57】一死走者一塁、打者のカウント2ボール2ストライクのとき走者が二塁へ盗塁した。
   このとき打者は投球を見送りストライクが判定されたが、その後バッタースボックス
   を出て、捕手が二塁へ送球しようとする動作を妨害した。球審は守備妨害を認め、走
   者を一塁へ戻す処置をとったがこれでよいか?。

【問58】一死走者一塁で打者三塁にゴロを打った。守備側は、5→4→3のダブルプレイを
   狙ったが、二塁でフォースアウトになった一塁走者が、二塁手から一塁への転送プレ
   イを妨害し二塁手は転倒した。この場合はどのように処置されるだろうか?。

【問59】無死走者二塁で打者が送りバントを試みた。打球は一塁線上の小フライとなり、あ
   らかじめ前進守備をしていた一塁手がこれを捕ろうとしたが、線上を走る打者走者と
   接触し落球した。球審は、”インターフェア”を宣告したが、攻撃側チームから今の
   は出会い頭の接触だから守備妨害にならないのではないか、と抗議があった。
   この抗議は受け入れられるか?。

【問60】一死走者二・三塁で、内野手が前進守備をしているとき打者が三遊間にゴロを打っ
   た。打球は前進守備している三塁手の側方を通過し(触れずに)たが、バックアッ
   プした遊撃手の前で、二塁から三塁に向かう走者の足に当たった。
    二塁走者はアウトになるか?。

【問61】走者一塁、打者ライト前にヒットを打ち、一塁走者は三塁に達したが、二塁を空過
   していたとアピールされ、審判員もこれを認めてアウトの宣告をした。このアウトは
   フォースアウトになるか?。

【問62】一死走者一塁のとき、打者が外野へ大飛球を打ち、走者が二塁を越えたときに飛球
   が捕らえられた。走者は二塁を踏んで一塁へ帰ろうとしたが外野手からの返球が大き
   くそれダッグアウトに入ったので、審判員はエンタイトル2ベースを宣告した。これ
   を見た一塁走者は、一塁と二塁の中間から再び二塁に触れて三塁に進んだが、この走
   者は正しいか?。

【問63】打者二塁打を打った。ボールが投手の元へ返り、投手はプレート上で次打者へのサ
   インを見た後、二塁走者を牽制した。このとき守備側ベンチから二塁走者が一塁を空
   過したと声がかかり、二塁手はアピールのため一塁へボールを転送した。
    このアピールは受けつけられるか?。
【問64】二死走者一塁のとき、打者が三塁打を打ち走者を得点させたが、打者は一塁も二塁
   も踏まなかった。守備側は二塁に触球してアピールし第3アウトを成立させたが、一
   塁手からの要求でさらに一塁へ転送してアピールした。得点はどうなるか?。

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走者編解答

【問39】二塁走者がアウトになる。
    三塁手がベースに足をつけて投手からの送球を受け取ったときに二塁走者のフォース
   アウトが成立し、三塁の占有権は三塁走者に戻るので塁に触れている限りタッグされ
   てもアウトにはならない。
    ただし、三塁手が塁上の三塁走者にタッグをし、その後三塁を踏めばダブルプレイ
   が成立する。

【問40】ボールを持って二塁に触れ、走者の空過を審判員にアピールするか、一塁々上の走
   者にタッグをして二塁の空過をアピールする。走者は、進塁、逆走いづれの場合も正
   しく順序どおり塁に触れることが必要であり、この場合は、一塁への逆走に際して、
   二塁を空過したことになる。

【問41】二塁打である。
   飛球がフェアグラウンド上の空間で野手に触れたのち、グラウンドに落下しないまま
   ファウル地域のスタンドに入った場合は、7・05(f)項により二塁打となる。

【問42】一塁走者には本塁が、また打者走者には三塁が与えられる。
   三塁手が打球を拾って一塁へ悪送球したときに、打者はすでに一塁へ、また一塁走者
   もすでに二塁へ達しているので、野手の悪送球が”打球処理直後の送球”であっても
   ”その他の送球”として扱われる。したがって、エンタイトル2ベースの基準は、野
   手が悪送球を投げたときの位置となるから、一塁走者は二塁から、打者は一塁から2
   個の進塁が許される。

【問43】一塁走者の進塁は三塁までである。
   外野手の悪送球は、すべて”その他の送球”として扱われるので、右翼手が悪送球を
   一塁に投じたときの走者の位置、すなわち、一塁から2個の進塁が許される。
    (ただし、この場合も走者は一塁へのリタッチが必要である。)

【問44】一塁走者の進塁は二塁までである。
   投手が投手板上から投げた送球が、試合停止となるところへ入った場いは、塁上の各
   走者に1個の安全進塁が許される。
    (投手板をはずした送球の場合は2個の安全進塁が許される)

【問45】一塁走者は三塁まで進塁することが許される。
   投手が投手板上から投げた送球が野手を通過し、試合停止となるころに入れば、各走
   者には1個の進塁しか許されないが、その野手を通過(触れたかどうかを問わない)
   したボールが、さらに野手に触れたのち試合停止となるところへ入った場合は、投手
   の手からボールが離れたときの走者の位置を基準として2個の進塁が許される。

【問46】一塁へ向かう打者走者に対して走塁妨害があったので(a)項が適用され、ボール
   デットとなって打者走者には一塁が与えられる。
    この場合、二塁から三塁に向かう走者へのタッグプレイが、妨害発生前であればそ
   のままプレイが生かされてアウトは認められる。
    また、妨害発生の後であればその時点で試合停止となるので二塁走者は、妨害発生
   したときの占有塁(二塁)へ戻る。

【問47】妨害された打者走者に対して、直接プレイが行われていないのでb項が適用される。
     b項が宣告された場合、各走者の進塁すべき塁は、審判員が協議のうえ、妨害が
    なければその走者はどこまで進めただろうか、を判断基準として決めれれる。この
    場合は、一塁走者が二塁を占有しているので、打者走者は、たとえ妨害がなくても
    進むことができないと判断されて一・二塁で試合が再開される。

【問48】b項が適用される。
   外野手からの返球が、まだ中継に入った野手に送られている途中とか中継した野手が
   ボールを持っている間は、”直接その走者に対してプレイしている”とはみなされな
   い。

【問49】ボークが正しい。
   したがって、三塁走者の得点が認められ、他の塁上に走者がいる場合にはそれぞれ1
   個の進塁が許される。
    捕手が本塁上方にミットを出して投球を捕ることは打撃妨害であるが、その前に投
   手がワインドアップからの投球動作を途中で止め、軸足を投手板からはずしてしるの
   でボークが優先し、その時点でボールデッドとなる。

【問50】球審の判断は間違っている。
   走者がホームスチールなどで得点しようとしているときは、捕手が本塁の上とか、前
   方に出て投球を捕ったときは、打者が打とうとしたかしなかったか、打席にいたかど
   うかには関係なく、打撃妨害とボークが同時に適用される。したがって、三塁走者の
   得点を認め、打者には一塁を与えるのが正しい。

【問51】ラインアウトは適用されない。
   ラインアウトは、野手がタッグする行為と、走者が走路から外へ逃げることの二つの
   条件がそろわなければ適用されない。したがって、走者が塁間を結ぶ直線から3フィ
   ートの外側を自然の勢いで走っているだけとか、捕手がまだ走者を単に追いかけてい
   る状態などでは成立しない。

【問52】得点は1点が記録される。
    この場合、二塁走者は、打者の本塁打により安全進塁権があるので、得点は認めら
   れる。また打者は、一塁走者が走塁の権利を放棄した時点アウトが宣告され、これが
   第3アウトとなるので得点は認められない。

【問53】走者の主張は誤りであり、守備妨害で三塁走者がアウトとなるのが正しい。たとえ
   走路内であっても、また走者に妨害する意図がなくても、打球を処理しゆとする野手
   は絶対に避けなければならない。

【問54】アウトではない。
   一塁を走り越した打者走者がタッグされてアウトになるのは、打者走者が符フェアグ
   ラウンド、ファウルグラウンドを問わず二塁へ向かってスタートを起こした場合であ
   る。したがって、単にフェアグラウンド内にいるからということだけでタッグしても
   アウトは成立しない。

【問55】一塁走者はアウトである。
   いったん二塁に触れても、この塁を離れもとの塁の方へ向かった場合は、再びフォー
   スの状態におかれるから、野手にその身体または進塁すべき塁にタッグされれば、走
   者はフォースアウトとなる。

【問56】三塁走者は得点が認められずアウトとなる。
   投手がセットポジションから、正しく軸足を投手板の後方にはずしているので、本塁
   へ投げたボールは投球はでなく、三塁走者を刺すための送球である。したがって、こ
   の送球を打者が打てば守備妨害を適用されるが、この場合ペナルティは打者に適用さ
   れるのではなく、その守備の対象であった三塁走者に課せられる。(この場合、打者
   のセカンドゴロは取り消されカウントはしない)
    ただし、二死の場合は打者がアウトとなる。

【問57】間違いである。
   打者は三振でアウト、一塁走者も守備妨害でアウトになる。
   一死走者一塁で打者に第3ストライクが宣告されると自動的にアウトとなる。したが
   って、このアウトになった打者が捕手の送球動作を妨害した場合、守備の対象である
   一塁走者もアウトになる。

【問58】一塁走者、打者ともアウトとなる。
   一塁走者はフォースアウトであり、打者走者は、アウトになった味方プレヤー(フォ
   ースアウトになった一塁走者)の守備妨害によるペナルティーが課せらてアウトにな
   る。

【問59】球審の判定は正しい。
   打者走者は守備妨害でアウトとなり、二塁走者は、投手の投球当時に占有していた二
   塁へ帰される。
    本塁周辺での出会い頭のプレイとして、守備妨害にも走塁妨害にもならないという
   特例は、本塁にごく近い周辺での打者走者と捕手のプレイに限られる。

【問60】二塁走者はアウトになる。
   三塁手の側方を通過しても、遊撃手による守備の機会が残っているからである。
    野手の触れていない打球に、走者が触れてもアウトにならないという特例は、守備
   行為をした野手の直ぐ後ろに限られる。

【問61】一塁走者の二塁空過に対するアピールアウトは、フォースアウトである。
   空過に対するアピールは、その塁に達する前のアウトとして扱われるので、打者に一
   塁を明け渡さなければならなくなった一塁走者は、二塁でフォースアウトとなる。
【問62】一塁走者の走塁は誤りである。
   エンタイトル2ベースなどで試合停止となり、走者に安全進塁権が認められた場合で
   あっても、リタッチは正しく果たさなければならない。
    また、守備側がこの走者をアウトにするには、球審から新しいボールが投手にわた
   り、投手が投手板について球審が”プレイ”を宣告をした後
   @リタッチを果たしていない一塁にボールを送って、塁上でアピールするか
   A三塁々上の走者にタッグして、一塁での違反行為をアピールする。

【問63】一塁でのアピールは受けつけられない。
   投手が、投手板上から次の打者に一球を投げるか、塁上の走者を牽制するか、あるい
   は牽制する動作を起こしたり次の打者に一球を投ずれば、それ以降アピールすること
   はできない。

【問64】一塁へ転送して打者走者の空過をアピールし、審判員がこれを認めた場合は、この
   アウトが第3アウトに置き換えられれる。しかも、この一塁でのアウトは、打者走者
   が一塁へ到達する前のアウトとして扱われるので、それ以前に一塁走者が本塁へ到達
   していても得点は認められない。
   [もし、二塁でのアピールにより第3アウトを成立させただけで選手が引きあげた場
   合は、二塁でのアウトより早く本塁に到達していた一塁走者の得点は認められる]
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