一般財団法人神奈川県高等学校野球連盟
高校生のための野球規則ABC(第二部)
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ルールを勉強しましょう。
共通編 問1〜問7

【問1】一死走者一塁で、打者は三塁側フェンス際にファウル飛球を打ちあげた。三塁手
   はフェンスを越えて手をさし伸べ、この飛球を捕球後スタンド内へ倒れた。これを
   見た一塁走者は正規にリタッチをし、二塁に到達した。この進塁は認められるか?。

【問2】2ストライクの後、打者が打ったボールが鋭くバットをかすめて直接捕手のミッ
   トに触れ、プロテクターにはねかえってから捕らえられた。打者はどうなるか?。

【問3】一死走者一塁で走者が盗塁を試みた。打者が打ったボールは鋭くバットをかすめ
   直接捕手の胸に当たり、はねかえったボールを捕手が地面に触れる前に捕らえた。
   一塁走者の盗塁を見て二塁へ送球したが間に合わなかった。このままでよいか?。

【問4】一死走者二、三塁で攻撃側はスクイズを企て、打者は三塁線にフェア打球を転が
   した。三塁手はこれを捕って本塁に送球したが、走者のスタートが早くセーフとな
   った。捕手は一連のプレイでボールを一塁へ転送したが、打者走者がダイヤモンド
   の内側をふくらんで走っていたために、この走者の肩に当たりファルグラウンドの
   方へそれた。
    審判員は、守備妨害を適用して打者走者に”アウト”を宣告したが、各走者はど
   うなるか?。

【問5】最終回の裏、同点で二死満塁、打者が四球となった。三塁走者は本塁に向かって
   走り始めたが、ベンチから飛び出してきた味方のプレヤーと勝利の感激のあまり抱
   き合ってなかなか本塁に触れなかった。どうなるだろう?。

【問6】7回表に先攻チームが2点を得点し逆転した。その裏、後攻チームが二死満塁の
   とき雨で中止となった。この試合は成立するか?。

【問7】8回を終了し0対0の同点の試合で、9回表Aチームが1点を得点したが、その
   裏Bチームの攻撃中に日没で試合続行不能となり球審はコールドゲームを宣した。
    この試合の勝敗はどうなるか?。

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共通編―解答

【問1】一塁走者の二塁への進塁は認められる。(7.07(c)[原注])
   なを野手は、飛球を捕らえた後スタンド内へ倒れ込んでいるので打者のアウトは認
   められる。

【問2】打者の打ったボールが、最初の捕手のミットに触れているから捕球されればファ
    ウルチップとなり、打者は三振でアウトとなる。
     なをこの場合はインプレイが継続する。

【問3】打者の打ったボールが、最初に捕手の手またはミット以外のものに触れているか
   らファウルボールである。したがってボールデッドで走者は一塁へ戻らなければな
   らない。

【問4】本塁でセーフになった三塁走者の得点は認められるが、二塁走者は、妨害が発生
   したときに占有していた塁にとどまる。
    打者走者が一塁へ到達するまでに妨害が発生したした場合、それ以前に行われた
   プレイは、アウト、セーフいづれの場合もそのまま認められ、走者は、妨害発生時
   の占有塁にとどまるからである。

【問5】三塁走者が、適宜な時間を経過しても本塁に触れようとしない場合は、アウトが
   宣告される。したがって得点は記録されないで試合は続行される。

【問6】試合は成立しない。
   7回が完了していないから、正式試合とはならない。

【問7】最終均等回つまり8回表裏完了時の総得点で勝敗が決まるので、0対0で引き分
   けとなる。

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投手編 問8〜問15

【問8】ワインドアップの姿勢で捕手からサインを受けた後、軸足を後方にはずし、改め
   て自由な足を投手板の前方に置き、セットポジションに移った。これでよいか?。

【問9】試合の途中で急に寒くなってきたので、思わず投げ手に息を吹きかけて投球しよ
   うとしたが認められるだろうか?。

【問10】走者二塁で、投手が二塁へけん制しようとしたときに、走者が三塁に向かってス
   タートした。それを見た投手は二塁への送球動作を中断し、この走者の盗塁を防ぐ
   ためにあわてて三塁へ送球した。このプレイは認められるか?。

【問11】一死走者一・三塁で、打者は外野飛球を打ち、三塁走者はリタッチから本塁へ達
   した。その後投手は、次打者に対して投球するため投手板を踏んで捕手からサイン
   を受けようとしたが、ベンチからの指示で三塁へ送球した。ボークになるか?。

【問12】走者一塁のとき、ボールを持った投手が投手板をまたいだままストレッチをはじ
   めた。ボークとなるか?。

【問13】一死走者二・三塁、打者がボークと宣告された投球を安打したが、二塁走者は試
   合停止と思い込んで三塁へ進まなかった。しかし三塁走者はそのままスタートを切
   って得点し、また打者走者も一塁に達していた。審判員は三塁走者の得点を認め、
   走者一・二塁で試合を再開したが、これでよいか?。もし間違いであれば正しい再
   開はどうなるか?。

【問14】前問のケースで、二塁走者も本塁に達していた場合はどうか?。

【問15】また、もし二塁走者が本塁でアウトになった場合はどうなるか?。

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投手編解答

【問8】投手の動作は正しい。
   いったんワインドアップの姿勢をとったが、モーションに入る前に軸足を投手板の
   後方にはずしているので問題はない。また、投手が軸足を投手板からはずした場合、
   両手を必ず離して身体の両側に下ろさなければならない。なを、セットポジション
   の姿勢をとるときは自由な足と軸足のごちらかを先に入ってもよい。

【問9】認められない。高校野球では、特別の規則が次のように定められており、反則投
   球のペナルティは適用されない。
    即ち、審判員は投手が投げ手に息を吹きかけたときにタイムを宣告し、注意をす
   るとともにそのボールを交換することになっている。

【問10】認められる。投手が投手板上からいったん二塁へ送球しようとしたが、走者の盗
   塁を防ぐために途中から変更し、そのまま三塁へ送球した行為はいずれも”プレイ
   のための送球”と判断されるのでボークとはならない。

【問11】リタッチに対するアピールの送球であればボークとはならない。
   アピールは言葉か動作ではっきりとその旨を明示しなければならない。

【問12】ボークである。
   投手は、投手板に触れないで投球に関する動作をすることは許されない。

【問13】審判員の措置は間違いである。
   たとえ打者が一塁に達していても、二塁走者が次塁へ進んでいないのでボークのペナ
   ルティが適用される。したがって、三塁走者は本塁へ、二塁走者は三塁へ、打者はボ
   ーク前のボールカウントから打撃を再開しなければならない。

【問14】打者が一塁に達し、しかもすべての走者がすくなくとも1個の塁を進んでいるので、
   プレイはボークと関係なく続けられ、二塁走者の得点も認められる。

【問15】二塁走者の本塁でのアウトは成立する。
   二塁走者がボークによって与えられるのは三塁であるから、さらにアウトを賭して本
   塁に向かえば、プレイはボークと関係なく続けられるからである。

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打者編 問16〜問23

【問16】フェアの打球が転がってきて、打者が無意識に捨てたバットにフェア地域で再び
   当たり、反転してファウル地域で止まった。この打球はフェアかファウルか?。

【問17】無死走者一塁、打者はバントを試みたが投手の頭上への飛球となった。投手は、
   打球を捕る構えをしたが、打球には直接触れず、グラウンドに落ちてから拾い一塁
   手に送球した。一塁手はベースを踏んだ後、ベースについている走者にタッグした。
   誰がアウトか?。

【問18】割愛
【問19】無死一塁で打者はショートゴロを打った。守備側は、6→4→3のダブルプレイ
   を狙ったが、二塁でアウトになった一塁走者は、ベースラインをはずれ二塁手をめ
   がけてスライディングをした。二塁手は倒れながらも一塁へ送球したが、この送球
   が悪送球となり、この間に打者走者は二塁に到達した。どうなるか?。
【問20】一死走者三塁、1ボール2ストライクのとき、攻撃側はスクイズプレイを試みた。
   打者は空振りし、投球はユニフォームに僅かに触れてバックネットの方へ転がった
   ので、打者は一塁へ走り出し、三塁走者も本塁を駆け抜けた。このまま試合は続行
   されるか?。

【問21】2ストライク後の投球を打者が空振りし、その余勢でバットが捕手に触れたため
   捕手が捕球できなかったと審判員に判断された場合、打者や走者はどうなるか?。

【問22】打者がワンバウンドした投球を空振りし、三振だと思い込んでベンチに向かった。
   この間に捕手がボールを一塁へ送球し、一塁手は塁に触れずにこの球を三塁手へ転
   送したが悪送球となり外野へ転じた。ベンチから”走れ”といわれた打者走者は、
   ベンチの前から一塁へ向かい、これに触れた後さらに二塁に達した。この走者の二
   塁占有は認められるか?。

     【問23】打球が右翼線上に飛び、右翼手がダイレクトキャッチを試みたが捕球できず、
   フェア地域で右翼手の手に触れてファウル地域のスタンドに入った。打者はどこまで進
   めるか?。

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打者編解答

【問16】ファウルボールである。 ただし、打者が打球の進路を妨害するためにバットを置
   いたと審 判員が判断したときは打者はアウトとなり、ボールデッドで塁上の各走者は
   投手の投球当時に占有していた塁に戻される。

【問17】投手が飛球には直接触れていないので故意落球は宣告されない。したがって、打
   者走者がアウトであり、一塁走者はアウトにならない。
    ただし、一塁手が先ずベースについている走者にタッグし、続いてベースに触れ
   た場合はダブルプレイが成立する。

【問18】割愛

【問19】既にフォースアウトとなった一塁走者の妨害となるので、打者走者にもアウトが
   宣告され、二死走者無しとなる。

【問20】打者はアウト、ボールデットとなって走者は三塁に戻され、二死走者三塁で試合
   は再開される。
    空振りした投球が第三ストライクであるため打者はアウトになり、その投球がユ
   ニフォームに触れたとき、ボールデッドとなるので走者は進塁できない。

【問21】打者は三振でアウト。ボールデッドとなり塁上の各走者は、たとえ次の塁へスタ
   ートを切っていても、投手の投球当時に占有していた塁へ戻される。

【問22】この走者の二塁占有は認められる。
   打者が第三ストライクの宣告で自動的にアウトになるのは、無死または一死で走者
   が一塁(一・二塁、一・三塁、一・二・三塁)にあたるときに限られている。また、
   それ以外の場合に打者走者をアウトにするには、触球するか、打者走者が一塁に触
   れるまでに一塁に触球しなければならない。
    この質問の場合、送球を受けた一塁手は一塁に触球していないので、打者走者が
   たとえベンチ前から一塁へ向かってもこの走者には走塁の権利があり、一塁に触塁
   した後二塁に到達しているので二塁の占有は正規のものとみなされる。

【問23】打者には二塁が与えられる。フェアの飛球が野手に触れて進路が変わりファウル
   地域のスタンドに入った場合には、打者に2個の塁が与えられる。

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  走者編 問24〜問38

【問24】一死走者一・三塁で一塁走者が盗塁した。捕手は球審に妨害されながらも二塁に
   送球したが、一塁走者は途中で立ち止まりランダウンプレイが始まった。その間三
   塁走者が本塁に向かったので、二塁手はただちに本塁へ送球したが、一瞬走者が早
   く本塁でセーフとなり、プレイはそのまま続けられた。これでよいか?。

【問25】二死満塁で打者四球、二塁走者が勢い込んで三塁に達した後、本塁の方へオーバ
   ランし、捕手からの送球でタッチアウトとなった。三塁走者は、そのアウトの後で
       本塁に達したが、得点は認められるか?。

【問26】無死走者二塁、走者は盗塁を企てて三塁に向かった。このとき打者は捕手に妨害
   されながらも二塁ゴロを打った。二塁手はその打球を処理し、打者走者を一塁でア
   ウトにした。このあと球審が打撃妨害を宣告した。どうなるか?。

【問27】走者一塁のとき,打者は二塁の後方に飛球を打った。一塁走者は一・二塁間で立
    ち止まり打球の行方を見ていたが、打球は捕らえられずヒットになった。中堅手
    は二塁での封殺を狙い二塁へ送球したが悪送球となり三塁側ベンチに入った。
    ボールが中堅手の手を離れたとき、打者走者はすでに一塁を回っていたが、この
    場合エンタイトル2ベースはどのように適用されるだろうか?。

【問28】走者一・二塁、打者はセーフティバントを試み、打球は三遊間に転がった。この
   打球を捕った三塁手は二塁走者にタッグをしようとしたがかわされて届かず、あわ
   てて一塁へ送球したために悪送球となってスタンドに入った。三塁手が送球したと
   き、一塁走者と二塁走者はまだ次塁へ到達していなかったが、打者走者は一塁に達
   していた。各走者はどこまで進めるか。

【問29】打者が内野ゴロを打ち、内野手の送球がスタンドに入った。二塁への進塁を許さ
   れた打者走者は、一塁を空過して二塁へ進んだ。一塁手からの要請で、投手は球審
   から受け取ったボールを一塁に送球した。一塁手はこのボールを持ち、ベースに触
   れて、塁審に走者が塁に触れなかったことをアピールしたが「タイム中」と言われ
   た。あなたが一塁手だったらそうするか?。

【問30】一死走者一塁でヒットエンドランが企てられ、打者は右翼に飛球を打った。右翼
   手はこの飛球を捕り、スタートした一塁走者を刺そうと一塁へ送球した。これが悪
   送球となりベンチに入った。一塁へ帰塁途中の走者はこれを見て、そのまま二塁か
   ら三塁へ進んだ。あなたが守備側ならどうする。

【問31】一死走者一・二塁で、打者は右翼に飛球を打ちアウトになった。二塁走者は正し
   くリタッチをして三塁へ向かったので、右翼手は三塁に送球した。一・二塁間にい
   た一塁走者は、帰塁途中でボールを持たない一塁手と接触し転倒したので審判員が
   オブストラクションのシグナルをしたが、一塁手はこれに気付かず、三塁から転送
   されたボールで転倒している一塁走者にタッグした。プレイが一段落した後、審判
   員の指示で、二死一・三塁から再開となったが、攻撃側は”オブストラクション(a)
   項で走者二・三塁ではないか”と疑義の申し出をした。この申し出は正しいか?。

【問32】一死走者一塁で、打者が二塁ゴロを打った。二塁手はこの打球を捕り、いままさ
   に二塁へ送球しようとしているときに真っすぐに二塁へ向かって走っている走者と
   接触し二人とも転倒した。この場合は守備妨害か?、走塁妨害か?。

【問33】一死走者一塁で、打者が二塁ゴロを打った。二塁手はこの打球を後方に大きくそ
   らした。この直後二塁手と一塁走者が接触して転倒した。この場合は守備妨害か?、
   走塁妨害か?。

【問34】一死走者三塁のとき、打者は三塁横にファウルフライを打った。この飛球が捕ら
   えようとした三塁手と塁に触れている三塁走者が接触し、三塁手はこの飛球をとる
   ことができなかった。この場合はどうなるか?。

【問35】一塁走者が二塁へ盗塁した。捕手からの送球を受けた二塁手はベース直前で走者
   にタッチをしたが、ボールをグラブ内でジャッグルしていた。一塁走者はその間に
   二塁に達していたが、アウトになるか。

【問36】一死走者一塁、打者右翼後方に大飛球を打ち上げた。一塁走者は一・二塁間で立
   ち止まって打球の行方を見ていたが、打者走者は勢いよく走っていたので一塁走者
   を追い越す形となった。その直後に打球がスタンドに入り本塁打となった。得点は
   何点か?。

【問37】一死走者二・三塁で、打者三塁前にスクイズバントをした。三塁手は打球を捕り
   本塁へ送球したが間に合わなかった。しかしこのとき三塁走者は、本塁を空過した
   まま自軍のダッグアウトの方へ向かっていた。捕手は三塁走者の空過を知っていた
   が、二塁走者が三塁を回って本塁へ向かってきそうだったので、空過した走者を追
   いかけることができなかった。あなたが捕手ならどうするか?。

【問38】二死満塁で、打者右中間に三塁打を打った。二塁走者は三塁を回って本塁へ到達
   していたが、本塁を空過した。三塁走者と一塁走者は正しく各塁に触れて本塁に達
   していたが、捕手が二塁走者の本塁での空過をアピールして第3アウトが成立した。
   得点は何点か?。
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走者編解答

【問24】ランダウンプレイが始まった。その時点でボールデッドになるにで、走者は妨害が
   発生した時に占有していた塁にとどまる。したがって、一死走者一・三塁で試合は再
   開される。

【問25】得点は認められる。
   二塁走者が先にアウトとなり第3アウトが成立しても、安全進塁権のある三塁走者は、
   二塁走者のアウトの後で本塁を踏んでも得点として認められる。

【問26】打撃妨害が適用されるので打者走者の一塁アウトは取り消される。
   二塁走者は、盗塁を企てていたので三塁進塁が許され、無死走者一・三塁として試合
   は再開される。
    なを、二塁走者が盗塁を企てていない場合は、ボールデッドとなり打者に一塁が与
   えられるだけで、無死走者一・二塁で試合は再開される。

【問27】外野手の悪送球によるエンタイトル2ベースは、ボールがその野手の手を離れたと
   きの各走者の位置を基準にする。しかし、この場合、2人の走者が一・二塁間にいる
   ので一塁走者は規則どおり三塁まで、打者走者は二塁までしか進むことができない。

【問28】三塁手がいったん二塁走者にタッチしようとしているので悪送球による各走者の安
   全進塁は、三塁手の手からボールが離れたときの位置が基準となる。したがって、一
   塁走者はまだ二塁にたっしていなかったので三塁までの進塁しか認められず、打者走
   者はすでに一塁へ達していても前位走者がいるので二塁までしか進めない。なを二塁
   走者には本塁が与えられる。

【問29】球審が”プレイ”を宣告してインプレイの状態になったのち、あらためて正しくア
   ピールすれば打者走者はアウトにすることができる。
    一個以上の安全進塁権を得た走者はボールデッドのときでも、与えられた塁へ進む
   にあたっては途中の塁を正しく触れることが必要である。

【問30】ボールインプレイとなった後、ボールを持って一塁に触れるか、あるいは三塁へ進
   んだ一塁走者に触球して、「捕球後リタッチを果たさなかった」ことをアピールする。
   審判員がこれを認めれば”アウト”が宣告される。

【問31】一塁手と接触し走塁妨害が発生したときは、この一塁走者に対して直接プレイが行
   われていなかったので、(b)項が適用されこの申し出は受け付けられない。
   したがって、審判員の指示どおり二死一・三塁で試合は再開される。

【問32】守備妨害が適用され一塁走者はアウトになる。
   たとえ一塁走者が自然な姿で二塁へ向かっていても、打球を処理しようとしている野
   手のプレイ(打球に向かってスタートし、送球し終わるまで)を妨げてはならない。

【問33】走塁妨害である。
   ただしこの走塁妨害は、一塁走者に対する次のプレイが直接されていないので(b)項
   が適用され、審判員は”オブストラクション”のコールとシグナルをするがインプレ
   イの状態は続く。そして一連のプレイが終わったところで審判員が協議し、走者の進
   む塁が決められる。

【問34】三塁走者の接触が故意でない場合はファウルボールである。
   三塁走者がたとえ塁についていても故意に妨害したと審判員に判断されれば、打者・
   走者ともアウトになる。

【問35】アウトにはならない。
   たとえ二塁手がそのボールを落とさなくてもタッグをしたときにジャッグルしていた
   場合は、ボールを確保していいるとはみなされない。

【問36】一塁走者が正規に進塁すれば1点が認められる。
   打者走者は、一・二塁間で立ち止まっている一塁走者を追い越しているのでアウトに
   なる。

【問37】本塁を空過した走者を追いかける必要はない。空過した走者が本塁に触れ直そうと
      しない場合は、ボールを持って本塁上で審判員にアピールすればアウトが宣告される。

【問38】三塁走者の得点だけが認められ1点である。
   この場合、一連のプレイは二死後のことであり、たとえ一塁走者が正しく進塁をして
   いても、前位の二塁走者がアピールによって第3アウトとなれば後位の走者の得点は
   認められない。

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